「土地改良区とは?」
土地改良区は、土地改良法の規定に基づき都道府県知事の認可により設立される公法人です。
土地改良区の多くは、土地改良事業により整備された施設の維持管理を行っています。全国40万kmに及ぶ水路等のネットワークによって農村の健全な水循環を形成し、農地を潤すことにより、安全で安心な 「食」と「農」の基盤づくりを担うとともに、これが国民共有の財産である美しい農村の基礎ともなっています。
土地改良区は、農業に必要な用水を確保するための水源の確保や、用水路の整備・管理、農地や地域の雨水、集落からの排水等を排除するための排水路の整備・管理を行うとともに、水田や畑の整備等を行っています。
水土里ネット(みどりねっと)は、土地改良区の愛称です。
1.概 要
名 称:伊達西根堰土地改良区(だてにしねせき とちかいりょうく)
代表者:理事長 佐久間 利信
設立年月日:昭和26年11月10日 許可番号 福第26号
組 織:総代:46名、理事:8名、監事:3名、職員:7名(事務局長1名、主事他3名、水路監守員3名)
関係市町:福島市、伊達市、桑折町、国見町
組合員数:2,368人(令和5年度)
受益面積:1,231.8ha (水田 1,023.6ha 畑208.3ha)(令和5年度)
2.地 域
本地域は福島県北部、福島盆地の北に位置し、阿武隈川左岸に展開する平野部で、福島市・桑折町・国見町・伊達市の2市2町にまたがる水田・畑地帯です。特に養蚕業から転換した果樹が特産です。
地形は一級河川阿武隈川と平行し、南西から北東に緩やかな勾配をなす地形である。主傾斜は阿武隈川に沿い北東に1/300~1/1500程度です。
3.沿革・設立
1)元和4年(1618年)
米沢藩主上杉景勝家臣四郡役佐藤新右衛門家忠により開さく(13.3km)同年暮完成。
(下堰・したせき)
2)寛永元年(1624年)
米沢藩主上杉定勝家臣代官古河善兵衛重吉、四郡役佐藤新右衛門家忠により開さく(29km)。
(上堰・うわせき)寛永9年完成
3)明治28年10月14日
伊達郡上下堰用水路普通水利組合を設置し、管理者は伊達郡桑折町長。
4)昭和 4年 3月31日
伊達郡上下堰用水路普通水利組合を伊達西根堰普通水利組合に改称。
5)昭和26年11月10日
土地改良法制度により組織変更、伊達西根堰土地改良区と改称。初代理事長に半沢金兵衛就任。
4.組 織
本土地改良区の総代選挙区は、11選挙区、役員は3選挙区です。
平成26に、組合員数の減少や、土地改良区財政改善の一環とし組織された「総代、役員定数検討委員会」により現在の定数になりました。
5.施 設
上堰頭首工(うわせきとうしゅこう)
位置:福島市飯坂町湯野字下釜
竣工:昭和40年度
施設:取水ゲート、土砂吐ゲート
最大取水量:3.205m3/s
河川:阿武隈川水系一級河川摺上川
下堰頭首工(したせきとうしゅこう)
位置:福島市飯坂町湯野字三番坂下
竣工:昭和55年度
施設:取水ゲート、土砂吐ゲート
最大取水量:1.330m3/s
河川:阿武隈川水系一級河川摺上川
芝堤頭首工(しばつつみとうしゅこう)
位置:伊達郡桑折町大字万正寺字芝堤
竣工:昭和43年度
施設:取水ゲート、土砂吐ゲート、転倒ゲート
最大取水量:3.088m3/s
河川:阿武隈川水系一級河川産ヶ沢川(うぶがさわ)
藤倉ダム(ふじくらだむ)
位置:伊達郡桑折町大字南半田字藤倉
竣工:昭和40年度
規模:H36.5m、L=76.0m、Wv=905千m3
最大取水量:0.50m3/s
河川:阿武隈川水系一級河川産ヶ沢川(うぶがさわ)
県営事業実施一覧
伊達西根堰改修竣功記念
信達平野1300余町歩の美田の生命の用水は、365年前(元和4年)当時の西根郷33ヶ村を預かる四郡役の一人、桑折村の佐藤新右衛門家忠等により開削された西根下堤と、359年前(寛永元年)当時の郡代古河善兵衛重吉等により開削された西根上堰の両用水路のお陰である。この上堰用水路も年を経るに従い老朽化が甚だしく、勾配の不規則等により分水の不均衡を生じ、下流部では実に9日に一回という予想外の番水制のため、筆舌に尽し難い苦労を重ねて来た。この現状を打開するため、用水の絶対量の不足を地区の中央を横断する産ケ沢川に求め、桑折町南半田藤倉地内に貯水量905000立方米のコンクリートダムを築造し、地域の北半分に対しての補給水源とし、また上堰用水路26000米の改修及び老朽化した上堰頭首工を改築して、用水配分の円滑化を図り農業生産基盤を整備し、農業経営の安定と向上に寄与せんとする目的で県及び国に陳情、昭和35年4月県営かんがい排水事業西根堰地区として工事に着手、藤倉ダムは昭和41年3月、6年の歳月と工事費4億3千9百万円を投じて完成、全体事業も10年の歳月と事業費9億6千2百万円余をもつて見事完工し、近代的な用水路として生まれ変わったのである。
次いで昭和44年下堰用水路の改修を企図し県並びに国に陳情、昭和48年4月県営かんがい排水事業西根下堰地区として工事に着手、下堰頭首工の改修工事は昭和55年3月、工事費2億1千万円余をかけて完成、全体事業も昭和57年3月、8年の歳月と事業費12億1千万円余で、用水路11400米排水路4000米の完成をみたものである。
これ偏に国、県各関係機関のご指導ご援助と土地改良区の役・職員総代並びに組合員各位の一致団結の賜ものであり、かつ工事施工業者の献身的なご協力により完工したものであって、種々ご労苦を賜わった多くの方々に深甚なる感謝の意を表し、この2大県営事業によって造成された諸施設を後世への遺産とし、本地域の益々の繁栄を心から祈念して、先覚者の鎮座ましますこの西根神社の境内に記念碑を建立するものである。
昭和58年10月
伊達西根堰土地改良区理事長 石幡 吉左工門
伊達西根堰土地改良区の概要
1.立地条件
本地域は、福島県中通り北端部に位置し、阿武隈川左岸に展開する平野部で、福島市・伊達市の一部、伊達郡桑折町及び国見町にまたがり、東西15㎞、南北20~40㎞に広がる水田・畑1,381haがその地域である。
北西部を東北新幹線・東北本線及び東北自動車道が走り、鉄道と平行に国道4号線が地域を縦断し、これより分岐する県道・市町道及び広域農道が交差し、交通は極めて至便である。また東北中央自動車道(相馬福島道路)として、常磐自動車道と東北自動車道を結ぶ約45㎞の自動車専用道路(無料)が建設され、桑折町にジャンクションが完成したため高速交通体系が一層強化されることとなる。
気象は、西北部に奥羽山脈、東部に阿武隈山地が夫々縦走し、この2大山脈に挟まれ福島盆地の北部に位置しているため、やや内陸性気象を示す。平均気温20.4℃、年間平均降水量は1,164m/mである。
用水については、水源を阿武隈川水系1級河川摺上(すりかみ)川に求め、西根上堰(にしねうわせき)・下堰(したせき)頭首工より取水し、上堰水路26㎞・下堰水路12㎞により導水かんがいされている。また、地区西北部山間部からの流水を集めた1級河川産ケ沢(うぶがさわ)川上流に藤倉ダム(貯水量905,000m3)を築造し、用水の確保と用水配分の円滑化を図り、農業経営の安定と向上に寄与している。
平成17年9月には、摺上川上流に洪水調節、かんがい・上水道・工業用水、水力発電等を目的とした国土交通省による多目的ダム「摺上川ダム(貯水量1億5,300万m3)」が完成し、用水の安定した取水が可能となった。
2.営農等の状況
本地域は2市2町にまたがる都市近郊の平地農村地帯であり、水稲と果樹、野菜の複合経営が主となっている。特に果樹はモモ、リンゴを始め多様な品種が生産され、また柿を加工した「あんぽ柿」が特産となっている。
しかし、一部には法人化の取り組みもあるが、1戸当たりの経営規模は小さく農地の集積は進まない現状にあり、兼業化の進行や後継者不足のため高齢者や婦人への依存、一部の専業農家に作業委託・農地の貸付が増加する傾向がある。また耕作放棄地の増加が懸念されている。
3.西根堰の沿革
(1)西根堰の歴史
西根堰の起源は古く、今を去る400余年前の元和4年(1618年)3月、当時の領主上杉景勝侯が工事に着手し、同年暮に幅員1.8m延長14,000m余の水路を完成した。これが現在の下堰用水路である。
これより後年、寛永元年(1624年)3月、上杉定勝侯が工事に着手し、寛永9年に幅員3.6m延長29,200mの水路を完成した。これが現在の上堰用水路である。
県営かんがい排水事業西根地区(昭和35年~昭和45年)で、この上堰用水路を改修し、一級河川産ケ沢川の上流には藤倉ダムを築造した。それ以前は、実に9日に1回という予想外の番水制をとっていたという。また、下堰用水路は県営かんがい排水事業西根下堰地区(昭和48年~57年)により施設の改修及びコンクリート水路に整備し、安定した施設の維持管理が可能となった。
4.土地改良区の概要 (面積・組合員数等は、令和5年3月現在)
(1)事務所所在 福島県伊達郡桑折町字西段19番地
(2)設立年度 昭和26年11月10日 許可番号 福第26号
(3)地区面積 1,239ha (田1,027ha、畑212ha)
(4)組合員数 2,396名
(5)総代数 46名
(6)役員数 11名 (理事8名 監事3名)
(7)職員数 7名 (職員4名 水路監守員3名)
(8)土地改良区の沿革
1)元和 4年(1618年)米沢藩主上杉景勝家臣四郡役佐藤新右衛門家忠により開さく(13.3km)同年暮完成
(下堰・したせき)
2)寛永 元年(1624年) 米沢藩主上杉定勝家臣代官古河善兵衛重吉、四郡役佐藤新右衛門家忠により開さく(29km)寛永9年完成。(上堰・うわせき)
3)弘化 4年(1847年) 前年秋の洪水により摺上川の川底が下がり取水口を300m上流に移し、隧道により通水した。これを弘化の新廊下という
4)明治14年(1881年) 堅刈の難所の隧道工事を実施。これを明治の新廊下という
5)明治20年 1月 堰開さく者古河善兵衛重吉、佐藤新右衛門家忠の偉業をたたえ西根神社創立
6)明治28年10月14日 伊達郡上下堰用水路普通水利組合を設置し、管理者は伊達郡桑折町長
7)昭和元年 県営農業水利改良事業伊達郡上下堰地区水門改築実施 ※西根上堰取入口の改修
8)昭和 4年 3月31日 伊達郡上下堰用水路普通水利組合を伊達西根堰普通水利組合に改称
9)昭和26年11月10日 土地改良法制度により組織変更、伊達西根堰土地改良区と改称。初代理事長に半沢金兵衛就任
10)昭和35年 4月 県営かんがい排水事業西根堰地区実施、藤倉建設工事に着手
11)昭和37年 7月 県営かんがい排水事業西根堰地区 幹線用水路工事に着手
12)昭和41年 3月 県営かんがい排水事業西根堰地区 藤倉ダム完成
13)昭和45年 3月 県営かんがい排水事業西根堰地区全体工事完成
14)昭和46年11月 1日 伊達町岡堰土地改良区と合併
15)昭和47年 8月11日 2代目理事長石幡吉左ェ門選任
16)昭和48年10月 県営かんがい排水事業西根下堰地区業実施、下堰幹線用水路改修工事に着手
17)昭和49年 5月29日 全国土地改良事業団体連合会より全国優秀土地改良区として金賞受賞
18)昭和57年 3月 県営かんがい排水事業西根下堰地区 全体工事完成
19)平成 2年 2月24日 3代目理事長氏家武兵衛選任
20)平成 7年 3月24日 全国優秀土地改良区として農林水産大臣表彰受賞
21)平成10年 4月 1日 4代目理事長亀岡義彦選任
22)平成16年 2月24日 5代目理事長賀藤貞(かとう ただし)選任
23)平成17年 9月25日 「摺上川ダム」完成、総貯水量153百万m3
24)平成22年11月27日 社団法人土木学会選奨土木遺産に認定
25)平成24年 4月 県営水利施設整備事業(基幹水利施設保全型)西根堰地区着工(事業費360,000千円)
26)平成28年 2月24日 6代目理事長佐藤秀雄選任
27)平成30年11月16日 西根堰開削400年記念式典を開催
28)令和4年 3月24日 全国土地改良事業団体連合会より21世紀土地改良区創造運動表彰
29)令和4年 3月30日 県営水利施設整備事業 事業完了(事業費574,500千円)
30)令和6年 2月24日 7代目理事長佐久間利信選任
現在に至る
5.主要工事
1)県営かんがい排水事業 西根堰地区
総事業費 962,550千円 (ダム事業費401百万円)
工 期 昭和34年~44年度
主要工事 水路工 L=21km(一部隧道工)、ダム1ヶ所、頭首工2ヶ所
2)県営かんがい排水事業 西根下堰地区
総事業費 1,206,803千円
工 期 昭和48年~56年度
主要工事 水路工 L=11.8km(一部暗渠工)、頭首工1ヶ所
3)県営老朽溜池等整備事業 青木地区
総事業費 37,088千円
工 期 昭和61年~平成元年度
主要工事 堤体工 L=110m 余水吐工1ヶ所
4)新農業水利システム保全対策事業 西根堰地区
総事業費 56,000千円
工 期 平成21年~平成24年度
主要工事 排水門(八幡・国重・伊達崎かんぱい)電動化工事、分水工取替工事、藤倉ダム遠方監視施設整備
5)県営水利施設整備事業(基幹水利施設保全型)伊達西根堰地区
総事業費 574,500千円
工 期 平成24年~令和3年度
主要工事 藤倉ダム ゲート設備更新・補修、電気設備更新外
上堰頭首工 コンクリート構造物の断面修復・補修 ゲート設備更新、電気設備更新外
芝堤頭首工 コンクリート構造物の断面修復・補修 ゲート設備補修、電気設備更新外
上堰幹線用水路 隧道補修、開水路(流水部に限った補修) 余水吐ゲート補修
6.維持管理事業の実施計画
現在、維持管理事業として、土地改良区では、土地改良区施設維持管理適正化事業を昭和52年度より実施しており今後も計画的に継続して行く。なお、平成27年度には藤倉ダムの地震計設置及び観測データの監視施設を整備し、重要施設であるダムの緊急時への対策を講じている。
また、県営水利施設整備事業(基幹水利施設保全型)伊達西根堰地区(幹幹水利ストックマネジメント事業)は平成24年度着工、平成26年度より水路補修工事に着工しているが、事業期間が延長となり令和3年度事業完了となった。
今後事業実施を予定している西根下堰地区については、工事期間は流動的であるため、土地改良区施設維持管理適正化事業等により適正な施設の補修・更新を実施している。
7.主要施設
施 設 名 種 類 規 模 造成主体 造成年度
藤倉ダム 直線重力式 H=36.5m L=76.0m Wv=905千m3 県 S40
満水面積 7.50ha 最大取水量 0.971m3 /s
上堰頭首工 固定堰 H=2.0m L=21.55m 最大取水量 3.697m3/s 県 S40
下堰頭首工 固定堰 H=4.5m L=68.0m 最大取水量 1.53m3/s 県 S55
芝堤頭首工 可動堰 H=0.85m L=12.5m 最大取水量 3.00m3/s 県 S43
上堰水路 用水路 H=1.4m W=3.5m~0.5m L=26,430m 県 S44
下堰水路 用水路 H=1.4~0.74m W=2.5m~1.45m L=12,156m 県 S55
8.維持管理の状況
土地改良区が管理する施設を良好な状態で使用するため、適正な維持管理として、水路及び頭首工は毎日巡視を行い施設の点検及びゴミの除去等により環境の保全に努めている。
また毎年、幹線用水路の土砂浚渫・除草作業及び各種施設の点検を直営及び請負工事により実施し、更に、電機・観測機器の点検等を委託により実施している。また、定期的な水質検査の実施により農業用水の水質維持に努めている。
1)維持管理事業
下記について、毎年計画的に事業を実施し、施設の維持を行っている。
6月中旬用水路、ダム除草作業
9月中旬用水路・頭首工除草作業
2月中旬用水路土砂浚渫工事
通年水路漏水補修工事、分水工補修・取替工事、観測機器点検、水路漂着物処理、その他維持管理業務
2)水質検査
土地改良区では、安全な農業用水の確保と環境保全を目的として毎年8月23日を基準日として、上堰4箇所、下堰3箇所の水質検査を実施している。
3)今後の課題
①施設管理
施設造成より数十年が経過し、各施設は耐用年数を向かえようとしており、計画的な施設の保全・更新を行っているが、経費の増大によりすべての施設に対応はすることは不可能である。
平成18年度より、農業用施設の超寿命化に向け「新たな管理システムの構築」により、施設台帳を整備し、施設診断・機能評価及び予防保全更新計画を作成する取組を行っている。
長寿命化及び更新事業は不可欠であり、土地改良施設維持管理施設適正化事業により施設の維持管理に努めているが、管理省力化対策も併せて新農業水利システム保全対策事業(平成21~24年度実施)や基幹水利施設ストックマネジメント事業による機能保全計画策定を実施している。なお、保全計画に基づき水利施設整備事業(基幹水利施設保全型)伊達西根堰地区(平成24~令和年3年度)を実施し、施設の長寿命化を図ることとしている。
②施設の保全対策
近年、施設の管理において安全対策と環境保全対策が重要視されている。本区においても施設周辺の除草や土砂浚渫を実施しているが、経費の増大が負担となっている。
そのため、経費の削減も目的となるが、21世紀土地改良区創造運動の趣旨である、「土地改良区が果たしてきた役割、機能を改めて見直すとともに、多面的機能の確保など国民が期待する新たな役割に対し、どのように土地改良区が取り組んで行くか、地域の人たちとみんなで考えることを提案する」ことは、今後の土地改良区運営にとって必要不可欠と考える。
周辺住民との連携により、周辺環境保全そして安全対策の運動を推進して行かなければならない。
③土地改良区21世紀創造運動の取組 ~地域と一体となった施設管理を目指して~
本区の管理する西根堰用水路は、400年の歴史があり、地域農業を始め生活に密着した重要な施設である。そのため、地域の小学校では学習の一環として学校が主体となり施設の見学を実施しています。
水土里ネットとして、施設の見学や体験学習への協力を行ってきました。農村の子どもであっても農業への理解が不足する時代であり水土里ネットの果たす役割の重要性を再認識し、施設見学等の支援を行っています。
今後、地域との連携を図った施設の維持管理を行うため、西根堰の歴史そして実際の施設をとおして、子どもから大人まで一体となった取組を目指して行きます。
9.その他の取り組み
西根堰は、平成22年度に公募候補推薦により、日本土木学会の選奨土木遺産に認定されました。
西根堰は「近世初頭の農業土木技術の系譜を残し、地元住民の情熱に支えられ、現在地域学習に利活用されている貴重な農業土木施設群である。」ことが認められました。
現在、地域の学習、小学校の見学学習や、施設見学及び体験学習にも利用されています。(水土里を育む普及促進事業による)
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